岐阜大学第一内科
1990 年 79 巻 4 号 p. 468-474
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代謝性脳症の診断の第一歩は,一次的脳障害による意識障害の除外である.片麻痺などの局在性神経症状(巣症状)は代謝性脳症でも,しばしば認められ鑑別に苦慮することがある.代謝性脳症の診断がつき,次にその病態診断を行うためには,各代謝性疾患に比較的特異性の高い理学的所見(アセトン臭, Kussmau1呼吸,羽ばたき振戦,黄疸など)および臨床検査所見(血糖,電解質,アンモニア, BUN,脳波など)より総合的に判断する必要がある.
日本内科学会会誌
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