東京大学医学部第一内科
東京大学医学部病理
1990 年 79 巻 4 号 p. 533-534
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43才,男姓.発熱・皮疹・関節痛を主訴とし,肺間質性陰影と肝・胆道系酵素上昇を認め,肺・肝・リンパ節および胆嚢・胆管に肉芽腫性病変を認めた.それは主に成熟形質細胞やリンパ球の浸潤より成り,壊死性血管炎や類上皮細胞肉芽腫がない点, inflammatory pseudotumorに類似したが,結節形成はなかった.その後,肺病変の増悪と腎機能障害の出現に対しステロイドを投与したところ臨床症状の消失と検査所見の改善をみた.
日本内科学会会誌
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