日本内科学会雑誌
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自己免疫機序が関与したと考えられるA型急性肝炎再燃の1例
大橋 洋平小笠 原誠宮崎 光一浜口 浩一高瀬 幸次郎為田 靱彦中野 赳野田 悦生近藤 功
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1990 年 79 巻 5 号 p. 676-677

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抄録

症例は61才,女性. A型急性肝炎治癒1カ月後に再び黄疸の出現と,トランスアミナーゼの上昇を認めた.肝炎再燃時にγグロブリン値は2.7g/dlと著明な高値を,抗核抗体も陽性を示した.腹腔鏡所見では肝表面に鮮紅色,多小葉性の赤色紋理を伴った粗大陥凹を認め,形態的に自己免疫性肝炎を示唆する所見を呈していた.本症例におけるA型急性肝炎の再燃には自己免疫機序が関与している可能性も考えられた.

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