日本内科学会雑誌
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高マクロクレアチニンキナーゼ血症をきたした肝性脳症の1症例
下田 和哉平田 泰彦寺井 裕二白井 和之諸藤 美樹梅井 利彦隅田 〓男花田 基典
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1990 年 79 巻 5 号 p. 680-681

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抄録

肝硬変に伴う肝性昏睡の患者に高CPK血症を認めた.電気泳動ではMMバンド位に抗M抗体で失活しない異常分画が存在し,熱不活化試験でも失活せず,マクロCPKと考えられた.また,免疫グロブリンとの結合は見られず,タイプ2であった.肝性脳症時にマクロCPKが出現するとの報告はまれであり,本例のマクロCPKが,肝性脳症の悪化にともない-過性に上昇し,軽快にともない減少し,その経過とよく相関した点は興味深く思われた.

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