長崎大学第一内科
1990 年 79 巻 7 号 p. 862-867
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バセドウ病の原著以来,数多くの成因が提唱されてきたが約30年前に患者血中にLATSが発見されて以来,自己免疫の異常が成因とされている.自己抗体の種類,自己抗原および浸潤単核球などの特徴を最初に記載し,次いでこれら自己免疫の異常な現象の原因として,遺伝,特にHLAとGm,感染,特にレトロウイルスと細菌,そして血管内皮細胞,浸潤単核球,甲状腺細胞などの細胞間相互作用ならびにサイトカインの関与などについて最近の知見を紹介し,バセドウ病の成因の特徴を解読したい.
日本内科学会会誌
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