日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
ISSN-L : 0021-5384
5.急性ウイルス性肝炎の臨床
1)鑑別診断はどう進めるか
谷川 久一
著者情報
ジャーナル フリー

1990 年 79 巻 8 号 p. 1007-1011

詳細
抄録

現在急性ウイルス性肝炎をおこす肝炎ウイルスは少なくとも五つ知られており,よくみるとこれらによっておこる急性肝炎は,臨床像,検査所見,予後が異なる.その中で本邦で多いA型, B型, C型肝炎は,それぞれのウイルスマーカーによって鑑別が容易になった.一方これら肝炎ウイルスによらない急性肝炎の存在することや,胆汁うっ滞を主病変とするものあるいは重症型のあることも病型診断として重要である.

著者関連情報
© (社)日本内科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top