帝京大学第一内科
1990 年 79 巻 8 号 p. 1037-1042
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非A非B型慢性肝炎は非A非B型肝炎ウイルスの持続感染とそれに対する宿主の免疫応答によって発現する肝の慢性炎症である.慢性肝炎に対する本来の治療目標はウイルスの持続感染を絶つことにあるが,これまでこの目的に適う適切な治療薬がなく,治療の主眼は生活指導と各種肝臓薬の使用により肝機能の改善を計り肝硬変への進展を防ぐことに置かれていた.最近,本来の治療目的に適った本症に対するインターフェロン療法の有用性が示唆され治療面の明るい話題となっている.
日本内科学会会誌
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