80 巻 (1991) 11 号 p. 1736-1741
難病Behçet病の新知見について述ベた.診断基準は1987年に改訂されているが,それとは別に国際的な診断基準を作る動きもある.病因としては連鎖球菌感染などが引き金となった免疫異常が考えられている.視力の予後は以前に比べよくなったが,これにはシクロスポリンが貢献していると考えられる.皮膚潰瘍,食道潰瘍,末梢動脈炎,末梢神経炎なども注目される臨床症状である.神経Behçetに関しては, MRI, PETなどの登場により,局在病変が明らかとなってきた.