日本内科学会雑誌
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5. Felty症候群
延永 正
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1991 年 80 巻 11 号 p. 1742-1745

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抄録

脾腫と白血球減少を伴う慢性関節リウマチ(RA)はFelty症候群とよばれ, RAの亜型とされている.本邦では比較的まれであるが,感染症が死因となりうるので注意すべき疾患である. Sjögren症候群,肝腫の合併が多く,血小板減少,低補体なども通常のRAと異なる特徴である.治療には非ステロイド性抗炎症薬,副腎ステロイドの他,金剤,メソトレキセートなどが有効とされるが,これら免疫作用薬は白血球減少をさらに増強する恐れもあり,慎重に投与すべきであろう.

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