日本内科学会雑誌
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6. Wegener肉芽腫症
近藤 啓文
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1991 年 80 巻 11 号 p. 1746-1750

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抄録

Wegener肉芽腫症は好中球細胞質に対する自己抗体(ANCA)が高率に見い出される全身性血管炎である.とくにproteinase 3を抗原とするC-ANCAが特異的に認められ本症の診断に有用である.その抗体価が活動性に一致して変動するので,治療効果の判定,再燃の予知にも利用できる.さらに,本症の病態形成機序にもANCAが重要な役割をもつと考えられている.本症の治療は,ステロイド薬とシクロホスファミド(CY)の併用療法である.しかし副作用の発現例にはCYのパルス療法あるいはST合剤の投与が検討されている.

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