日本内科学会雑誌
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8.検査所見のアセスメント
吉野谷 定美
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1991 年 80 巻 11 号 p. 1756-1761

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抄録

膠原病類縁疾患の診断に役立つ検査は,自己抗体検査,免疫複合体,血清蛋白分画,補体,免疫グロブリン定量,炎症マーカー,血算血液像,各々の臓器機能検査などである.サルコイド-シスのACEは役に立つ検査であるが,線維化マーカーのPHは陽性率が低すぎるきらいがあり,個別に疾患標識検査項目と考えられている検査には感度と特異性に注意をはらう必要がある.リウマトイド因子(RF)と抗核抗体(ANA)は検査法の変化と共に鑑別診断上の価値に変化があった.定性法から定量法に進化しているRFは過去のRAテストよりも特異性が増大しているし,細分化されたANAや抗ENA抗体は疾患標識自己抗体と呼べるものが登場して,この分野ではなくてはならない検査となっている.

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