群馬大学医学部第三内科
1991 年 80 巻 11 号 p. 1814-1815
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症例は頚部リンパ節腫脹を初発とした成人T細胞白血病(ATL)リンパ腫型の41歳男性例である.多剤併用療法・放射線照射により一時軽快したが,末期には頭部腫瘤形成,肋骨,脊椎,骨盤,四肢骨の骨融解像と病的骨折,さらに脊髄浸潤による脊髄横断症状が出現した.本例の骨病変は腫瘍細胞由来の骨吸収促進因子の関与も考えられるが,骨病変部に腫瘤形成が認められたため, ATL細胞の直接浸潤が主因と思われた.
日本内科学会会誌
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