日本内科学会雑誌
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全身播種型非定型抗酸菌感染症の1剖検例
桐戸 敬太千葉 直彦
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キーワード: 非定型抗酸菌, DNA診断
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1991 年 80 巻 11 号 p. 1818-1820

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抄録

症例は66歳,男性.発熱精査のため当科へ入院.皮下腫瘤,喀痰,胸水,および上腕骨より非定型抗酸菌が検出され,全身播種型非定型抗酸菌感染症と診断.病理組織学的には,類上皮細胞よりなる肉芽腫の形成を認めた.本例は,基礎疾患を伴わず,また各種の免疫機能検査にも異常を認めないことから,健常成人に播種型非定型抗酸菌感染をきたしたまれな例と考えられた.また,抗酸菌の同定にはDNA診断が有効であった.

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