日本内科学会雑誌
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1.脳血管障害の初期診断の進め方
田崎 義昭畑 隆志
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1991 年 80 巻 4 号 p. 512-517

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抄録

画像診断が進歩しても,脳血管障害の初期診療では臨床的な病型・病巣診断の重要性は変わらない.脳血管障害の病型診断には神経症候の発現から完成までの時間的な経過(temporal profile)が最も重要で,既往歴,家族歴,現症を含めて検討すれば,ごく少数の例外を除けば正しい診断が可能である.このような例外の臨床像を解析することが臨床診断の精度をあげる有力な手段である.また初期診療では重症度の判定や,高次医療機関への移送の判断も重要で,このためには脳ヘルニアの徴候を理解する必要がある.

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