顆粒球減少時に発生する感染症は,局所所見に乏しく,肺炎の発見は困難で,敗血症とその疑いの頻度が多い.速やかにempiric therapyとしてスペクトルの広い強力な抗生物質療法が必要となる.この時,緑膿菌に有効な抗生物質を選ぶべきであり,通常より大量投与が必要である. rhG-CSFは感染防御には有力であるが,治療効果の向上に関してまだ明らかでない.この点に関してさらに検討が必要である.深在性真菌症の診断はなお困難である.治療に関して強力な抗真菌薬とサイトカインの併用が今後検討されるべき課題であろう.