日本内科学会雑誌
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2.経過に特徴をもったニューロパシー
2)慢性経過をとるニューロパシー
松岡 幸彦
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1992 年 81 巻 2 号 p. 210-214

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抄録

1)遺伝性運動感覚性ニューロパシーについては,近年分子遺伝学的研究が進んでいる.第1,第17,第19染色体との関連が示唆されている. 2)慢性炎症性脱髄性多発根神経炎の国際的な診断基準が,最近提唱された. 3)薬物による中毒性ニューロパシーのなかでは, cisplatinによるものが近年注目されている.詳細に検査すれば,かなり高頻度にニューロパシーが発現しているのではないかと考えられる.

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