長崎大学医学部第一内科
長崎大学医学部放射線科
1992 年 81 巻 2 号 p. 256-258
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症例は21歳,女性. 39°C台不明熱と乾性咳嗽を主訴として入院し,大動脈造影やMRIを施行し, prepulseless stageの大動脈炎症候群と診断し得た.本症例では,ステロイド治療により,炎症反応のみならず, MRIで,大動脈および肺動脈壁の肥厚の改善が短期間に明瞭に示された.大動脈炎症候群は,ステロイド治療により,臨床症状および炎症所見の改善が認められるが罹患動脈の変化を観察した症例は少なく,貴重な症例と考えた.
日本内科学会会誌
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