東京都老人医療センター呼吸器科
1992 年 81 巻 6 号 p. 850-855
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老年者の気管支喘息は非アトピー型で通年性に発作を認めることが多い.その病態は肺機能所見を含め併存する加齢変化の影響を強く受け,必ずしも気管支喘息としての定型的な臨床像を示さないことがある.また喘息死の頻度が高い.基本的な治療方針は成人の場合と同様であるが,加齢により生ずる薬理学的問題に留意する必要がある.患者・家族に対する綿密な教育,指導が薬物による治療効果を高める.
日本内科学会会誌
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