日本内科学会雑誌
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3.ケミカル・メディエーターとサイトカインは肺でどのように働いているか
北村 諭鈴木 信夫渋谷 泰寛
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1992 年 81 巻 6 号 p. 873-878

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抄録

ケミカル・メディエーターは,主として肥満細胞,好酸球,好中球,マクロファージから産生・放出され,肺血管系や気管・気管支系に対して多彩な作用を発揮している.一方,肺組織の構成蛋白は通常, 4~5日でほぼ完全に入れ替る.この再生過程を綿密に制御しているのがサイトカイン・ネットワークである.肺の病態におけるこれらの役割について解説する.

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