大阪大学第一内科
1993 年 82 巻 11 号 p. 1837-1841
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
慢性腎疾患患者の多くに高血圧が発生し,高血圧の合併は腎疾患進行速度を速める.従って高血圧の是正は腎障害進行阻止に必須である.降圧薬の選択に際しては,単に降圧効果のみならず,糸球体高血圧の是正を中心とする腎保護効果を考慮する必要があり,アンジオテンシン変換酵素阻害薬, Ca拮抗薬が推奨される.これら降圧薬と,低塩・低蛋白食療法およびループ利尿薬による,腎不全早期の十分な降圧療法が,予後改善に重要である.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら