82 巻 (1993) 2 号 p. 172-177
心筋症は原因不明の心筋疾患と定義されるが,臨床の場面で,どの様にして病型を分けて成因にせまるのかを3段階に分けて説明した. 1.心筋症を考えてその成因を知る糸口.ここで特定の疾患に二次的に生じる心筋疾患をまず問診などで区別. 2.心筋症の分類. WHO/ISFCの肥大型(HCM),拡張型(DCM),拘束型(RCM)の3群に分ける分類法の他に著者らの提唱する不整脈,伝導障害型心筋症(ECM)を加えた. 3.成因についてHCMは遺伝子, DCMはウイルス性心筋炎, RCMについて好酸球が関連することも述べた.