東京大学臨床検査医学
1993 年 82 巻 4 号 p. 485-489
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臨床検査の報告書には,検査の正常値が示されている.この正常値は,多数の健康者を検査した場合に,その95%が含まれる測定値範囲を示している.健康診断やスクリーニングでは,検査値の判定に,正常値が用いられる.しかし,病気の診療に役立てる臨床検査では,正常値によって検査値を判定することは適切ではない.有病率,疾患や病態の性質に応じて,検査値を判定するカット・オフ値を適切に設定する必要がある.
日本内科学会会誌
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