岩手県立中央病院神経内科
岩手県立中央病院第二内科
1993 年 82 巻 4 号 p. 588-589
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症例は31歳,女性.延髄外側症候群にて初発した.白血球減少,持続性蛋白尿,血性梅毒反応生物学的偽陽性,抗核抗体陽性,抗カルジオリピン抗体陽性. MRIでは延髄右背外側に梗塞巣,脳血管撮影では右椎骨動脈閉塞を認め, SLE,抗リン脂質抗体症候群を合併した延髄外側症候群と考えた. SLEやAPSでは椎骨脳底動脈系の脳血管障害の報告は少ないが,若年性脳幹梗塞において基礎疾患としてSLEやAPSを考慮する必要がある.
日本内科学会会誌
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