国立長崎中央病院臨床研究部
1993 年 82 巻 8 号 p. 1205-1209
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院内感染としての肝炎は,血液由来感染であるB型肝炎, C型肝炎が最も大きな対象となる.両者共に感染力の低い疾患であるが,医療従事者特有の針汚染と,血液を扱う現場では,感染源と常に接することより注意が肝要である. B型肝炎は一般感染対策の他, HBワクチンによる能動免疫対策が完成しており,施設として感染対策実行が不可欠である. C型肝炎はB型肝炎に比し感染力のより低い肝炎であり, B型肝炎一般対策と同様の対策に限られる.
日本内科学会会誌
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