富山県立中央病院内科
1993 年 82 巻 8 号 p. 1264-1265
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症例は44歳女性で,心窩部痛と黒色便を認め来院.腹部CTにて小腸壁は著明に肥厚し,造影CTでは上腸間膜静脈,門脈の本幹から右枝,左枝内に血栓があり,門脈右枝の腹側に側副血行路を認めた.経動脈性門脈造影でも同様の所見を呈し,上腸間膜静脈から門脈本幹にかけての血栓症と診断した.手術で病変部の小腸70cmを切除し,その後は順調に回復した.
日本内科学会会誌
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