日本内科学会雑誌
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1.尿崩症の診断と治療
齊藤 寿一
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キーワード: 尿崩症, 多尿, 下垂体後葉
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1994 年 83 巻 12 号 p. 2105-2109

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抄録

尿崩症の診断は多尿性疾患の鑑別によって進められる.血中ADH測定を加えた高張食塩水試験と水制限試験によって心因性多飲症と, ADH感受性試験で腎性尿崩症と鑑別される.尿崩症ではMRI-T1強調画像で正常者で見られる下垂体後葉の高輝度が消失しており心因性多飲症や腎性尿崩症との鑑別に有用である.家族性尿崩症ではADH生合成に関わる遺伝子の,また腎性尿崩症ではADHのV2受容体遺伝子の異常が解明されこれらの疾患の遺伝子診断が可能となりつつある.

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