日本内科学会雑誌
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8.慢性肝炎の病態診断
下村 宏之辻 孝夫
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1994 年 83 巻 2 号 p. 220-223

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抄録

慢性肝炎,とくに慢性ウイルス肝炎の診療にあたって,その経過中に肝硬変への進行,肝細胞癌の発生が見られることや,また,インターフェロン療法は,病期により慎重な投与を必要とするなど,病態を診断することは慢性肝炎の管理,指導,治療上重要である.組織学的な検索が不可欠な場合もあるが,諸検査により病態診断することも多い.本稿では,これらの点から慢性肝炎の病態の診断に必要な事項について概説する.

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