浜松医科大学第二内科
藤枝市立志太総合病院呼吸器科
1994 年 83 巻 4 号 p. 627-628
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症例は39歳と53歳の男性.両例とも幼少時肺炎の既往があり,季節性発作性咳嗽を主訴として来院した.胸部X線で左肺透過性亢進を認め,気管支造影,肺血流シンチにてS-J症候群と診断した.末梢血・喀淡中好酸球増加,気道過敏性亢進を認め,気管支喘息の合併と診断した. IgE上昇を認め,皮膚テストとRASTではダニとHDが陽性であった. S-J症候群は喘息を発症しやすい病態であることが推定された.
日本内科学会会誌
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