長崎大学熱帯医学研究所
1994 年 83 巻 7 号 p. 1092-1096
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医学の進歩は種々の免疫抑制薬,副腎皮質ホルモン,抗癌薬などを生みだすことにより,悪性腫瘍や膠原病の治療,臓器移植など新しい医療への道を開拓してきた.しかし,一方ではこれらの治療は免疫力の低下した患者群を増加させることに通じ,かかる免疫不全患者でみられる感染症は難治で致命率も高い.ここでは感染防御機構に重大な影響を及ぼす薬物,治療について,その作用点や副作用発現の傾向を知り,かつ感染防止対策についても考えてみる.
日本内科学会会誌
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