久留米大学第一内科
1994 年 83 巻 7 号 p. 1141-1146
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悪性血液疾患,臓器移植,エイズに伴う免疫不全状態に乗じて発症する日和見感染症のうち,ウイルスによるもの,とくに普遍的に存在し,かつ正常時には潜伏(不顕性)感染し,免疫能低下に伴い再活化感染の確率の高い,ヘルペス属によるものを中心に述べた.これらの中でサイトメガロウイルス肺炎がとりわけ重要である.潜伏感染から発症に至る機序の全容が解明されれば,予防と治療に大きな前進をもたらすであろう.
日本内科学会会誌
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