新潟県立がんセンター新潟病院内科
新潟県立中央病院内科
1994 年 83 巻 7 号 p. 1197-1198
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症例は37歳女性.すでに遺伝性球状赤血球症と診断されていたが,感冒様症状とともに貧血が増強した.パルボウイルス抗体が陽性で,骨髄では赤芽球系が4.8%と著減していた.パルボウイルス感染による無形成発作と考え,輸血とプレドニゾロンの投与で,貧血が改善した.先天性溶血性貧血の患者において急速に貧血が進行する場合は,パルボウイルス感染を疑う必要があると考えられた.
日本内科学会会誌
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