84 巻 (1995) 12 号 p. 2072-2074
症例は24歳の男性.嗅覚の完全脱失を伴う低ゴナドトロピン性性腺機能低下症で, Kallmann症候群(以下KS)と診断した. HCG/HMG療法を続け, 3年後にsperm count 3×106/mlを確認したところで, LH-RH間欠注入療法に切り替えたが,血中テストステロン(Te)を正常域に維持できず,本例にとってLH-RH療法は有効とは言えなかった. HCG/HMG療法を続け,心理面でのコンサルトを行い,治療開始後5年で妊孕能を獲得した.