松山赤十字病院内科・消化器科
1995 年 84 巻 2 号 p. 296-297
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症例は39歳,女性. 11年前より経口避妊薬を内服していた.内服を中止して1カ月後,腹痛,血便を主訴に当科を受診し,注腸造影,大腸内視鏡により虚血性大腸炎と診断した.経口避妊薬の影響と考えられた血小板凝集能の亢進と血漿レニン活性(PRA)の高値を認めた.安静,絶食にて経過観察したところ, 10日後には腸管浮腫の改善が認められた. PRAは約2カ月後,血小板凝集能は約3カ月後に正常化した.
日本内科学会会誌
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