日本内科学会雑誌
Online ISSN : 1883-2083
Print ISSN : 0021-5384
悪性腫瘍と高カルシウム血症
佐藤 幹二
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キーワード: 破骨細胞抑制剤
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84 巻 (1995) 5 号 p. 808-812

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抄録

悪性腫瘍に伴う高カルシウム血症(MAH)は腫瘍細胞が種々の骨吸収促進因子を産生することにより生ずる.なかでも,骨のみならず腎尿細管からもカルシウムを動員できるparathyroid hormone-related proteinが主役であり,その他に骨吸収促進性のサイトカイン(osteoclast-activating factors)が脇役としてMAHの成因に関与している.最近,強力な破骨細胞抑制薬(bisphosphonate)が健保適応となったので, MAHの治療は以前よりも格段に容易になっている.しかし, PTHrPが多く産生されるほど,その効果は乏しくなるので,より強力な治療法の開発も望まれている.

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