県立がんセンター新潟病院内科
1995 年 84 巻 6 号 p. 873-878
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消化性潰瘍の難治化の原因は多彩であり,その主な原因としては(1)不十分な酸分泌抑制, (2)潰瘍底の線維化による血流障害, (3)Helicobacter pyloriの感染などが上げられる.近年とくに注目されているものはHelicobacter pyloriの感染である.さらに,難治性潰瘍の内視鏡,およびX線像の特徴としては潰瘍部分の線維化を反映するひだ集中や硬化像である.実際の臨床ではこれら難治化の原因を把握して治療を行う必要がある.
日本内科学会会誌
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