東邦大学医学部第二内科
1995 年 84 巻 8 号 p. 1221-1225
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
食欲調節機構は動物モデルの知見をもとに解明されつつあるが,いまだ臨床的病態を解説するまでには至っていない.肥満成立の主要要因である過食の調節機構も十分に明らかでないが,肥満の臨床においては食欲に連動する摂食行動の是正および中枢性食欲抑制薬が食欲制御の治療手法として導入され,一定の成果を上げている.肥満の成因のみならず治療の面からも,肥満者の食欲調節機構の一層の解明が期待される.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら