日本内科学会雑誌
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3.延命処置の限界と緩和医療の進歩
池永 昌之恒藤 暁
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1996 年 85 巻 12 号 p. 1988-1993

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抄録

末期がん患者においては,インフォームドコンセントと自己決定権の普及により,延命処置が再検討されるようになってきた.またその一方で,残された命を苦しみなく自分らしい生活を送るための緩和医療が発展してきている.これまで延命処置や症状緩和は主治医の個人的な経験に基づいて行われることが多かったが,今後,科学的な研究の必要性が高まってくるであろう.そして,生命予後の推測や医学的処置の転帰について検討することは,患者の病態に合った正確な診断と対応に貢献することになるであろう.

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