長崎大学医学部第三内科
長崎大学医学部押渕病院外科
1996 年 85 巻 12 号 p. 2078-2080
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症例は60歳,男性.褐色細胞腫の診断で副腎摘出術を施行し2年後に再発を認めた.転移は肺,肝,骨に多発性に認め手術は困難と考えサイクロホスファマイド,ビンクリスチン,ダカルバジンのCVD療法を施行した.治療開始後ノルアドレナリン低下と血圧安定化および転移巣縮小を認め, CVD療法開始後1.5年間生存中である.悪性褐色細胞腫にCVD療法が効果を示した症例と考え,本例を含めた本邦16例のCVD療法の成績を検討し報告した.
日本内科学会会誌
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