日本内科学会雑誌
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気道狭窄とステント
宮澤 輝臣山木戸 道郎
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1996 年 85 巻 12 号 p. 2086-2090

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抄録

最近の5年間に高度気道狭窄31例に全身麻酔下に主に硬性気管支鏡にてレーザーやバルーンで気道拡張術を施行後, Dumonステントを留置した.全例ともステント留置により内腔保持が可能となり気道閉塞は回避できた.合併症としてステントの移動,ステント内への気道分泌物の貯溜やステントが接触する両端の部位の肉芽形成などがあった.しかし全例とも合併症を切り抜け,それ以上にステント留置で劇的に呼吸を楽にすることによるQOLの向上を認め有用であった.
また欧米で新たに開発され使用され始められている各種気道ステント(ST, Protora, Dynamic, Mintec, Nitinol Boston, Nova, Covered Wall, Noppen Screw-thread, Cragg Nitino1, Memotherm Nitinol)について最新の知見を紹介した.

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