北海道大学医学部第三内科
1996 年 85 巻 6 号 p. 844-849
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難治性血液疾患や癌化学療法後では白血球減少状態をきたし,致命的な感染症併発の頻度が高い.これにたいし従来は白血球輸注や各種抗生物質などで治療してきたが,最近,白血球(好中球)増加作用を示す造血因子が用いられるようになり,疾患の予後は著しく改善している.本稿ではこれら造血因子の内, G-CSF, M-CSF, GM-CSFにつき利点と欠点などにつき概説した.
日本内科学会会誌
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