日本内科学会雑誌
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2.病院における血液の有効利用
面川 進
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1996 年 85 巻 6 号 p. 871-878

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抄録

善意の献血による血液が有効に利用されるために,各医療機関では輸血の適応を厳格にし,過剰な血液準備や不必要な輸血を避ける必要がある.そのためには,輸血部(輸血管理部門)の設置で血液製剤の徹底した管理を行い廃棄血液の削減を計ることはもちろんであるが,それに加え輸血部が中心となった各臨床科医師への輸血療法の教育,指導や積極的なT & S (type & screan), MSBOS (maximum surgical blood order schedule)システムの導入,そして自己血輸血の推進が重要である.

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