日本内科学会雑誌
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2.水・電解質の吸収,分沁機構とその異常
花井 洋行金子 榮藏
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1996 年 85 巻 7 号 p. 1034-1041

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抄録

腸管内腔には消化液,食物飲水として10l/日近い大量の電解質液が流入するが糞便水はわずか100ml/日である.近位小腸には食事の浸透圧の高・低にかかわらず大量の電解質プールを速やかに体液と等張にする構造と機能が備わっている.回腸,結腸では活発にイオン(水)の吸収・分泌が能動,受動輸送を受けながら行われ最終的にはNa+, Cl-,水は殆んど再吸收される.この過程は内分泌性,傍内分泌性,神経性に調節されており,このイオンの輸送異常が主要因として生ずる下痢を分泌性下痢という.

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