慶応義塾大学医学部消化器内科
1996 年 85 巻 7 号 p. 1042-1047
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栄養素の中で,脂肪はエネルギー源として重要であるが,その消化吸収は腸管腔内での消化,上皮細胞への転送と細胞内代謝,およびリンパ管へのリポ蛋白としての転送と複雑な過程を経ることが知られ,それぞれの障害が明らかにされつつある.本稿では,脂肪(中性脂肪,コレステロール)の他に,脂肪吸収に重要な働きをし腸肝循環を営む胆汁酸や,ビタミン特に特殊な吸収経路を持つB12やDの吸収について最近の知見をのべた.
日本内科学会会誌
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