北里大学医学部内科
1996 年 85 巻 8 号 p. 1244-1247
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MCTDは,神経症状を呈することは比較的まれな疾患である.しかし,強皮症の一部に三叉神経障害がみられることが報告され,当初は,強皮症の神経症状として注目された.しかし, MCTDの疾患概念が提唱されてからは,本症状は,強皮症よりはMCTDまたはU1RNP抗体を有する強皮症にみられることが明らかにされた.現在では,三叉神経障害はMCTDに特徴的にみられる神経症状であり, MCTDの初発症状または経過中に出現し,通常は消失することは少ないと考えられている.
日本内科学会会誌
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