慶應義塾大学医学部内科
1996 年 85 巻 8 号 p. 1248-1253
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間質性肺病変・漿膜炎は,ともにMCTDに最も高頻度に認められる臓器病変である.間質性肺病変は重要な予後因子であり,その病態より(1)慢性間質性肺炎・肺線維症型, (2)縮小肺型, (3)急性間質性肺炎型, (4) BOOPの4つの病型に分類され,治療法が決定される.一方,心外膜炎・胸膜炎を主とする漿膜炎は,ステロイド治療が効果的で,予後は比較的良好とされる.しかし,症例により多彩な経過をとり,心エコー・胸部CT検査を含めた注意深い経過観察が必要である.
日本内科学会会誌
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