日本内科学会雑誌
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3.特殊な病態の臨床と治療5)末梢循環障害
吉田 俊治小野 真奈美濱本 龍生
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1996 年 85 巻 8 号 p. 1259-1264

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抄録

MCTDで90%以上にみられる末梢循環障害には, Raynaud現象や皮膚潰瘍などがある. Raynaud現象陽性者では指尖部の皮膚温は低く冷水負荷後の回復も遅い.出現時期や出現部位からRaynaud現象は疾患により特徴がみられる.血管拡張薬と抗血小板薬による治療効果の検討では, Raynaud現象には経口薬で52%に改善がみられた.一方,末梢潰瘍病変には経口薬は無効で,プロスタグランジン製剤の点滴やアルガドロバンの併用が有用であった.

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