東京大学第四内科
1997 年 86 巻 12 号 p. 2201-2205
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
甲状腺疾患は内分泌領域では最も多く見られ,病歴聴取と理学所見で甲状腺機能異常の有無を,甲状腺触診ではび漫性か結節性かを正確に診断することが重要である.甲状腺超音波診断は極めて有用な補助検査である.諸検査や剖検で結節は極めて高頻度に存在することがわかったが,結節が悪性腫瘍である頻度は10%以下で,しかも生命予後は良好なことが多い.微細針吸引細胞診は極めて有用な診断技術で不要な手術件数を減らせる.
日本内科学会会誌
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら