日本内科学会雑誌
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両側肺野病変で初発し著明な筋炎症状を併発した悪性リンパ腫の1症例
湯通堂 仁大天野 和彦寺井 洋西 勝久村瀬 雅美細見 洋一福井 信吉原 良祐田中 泰史山下 正人塩沢 和子
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1997 年 86 巻 12 号 p. 2306-2308

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抄録

症例は47歳女性.呼吸困難,発熱あり,胸部単純写真及び胸部CTにて両肺野にびまん性に不均等な濃度上昇を認めた.各種抗生物質投与するも効なく,ステロイドパルス療法施行し一旦は改善したが,再度増悪し呼吸不全にて死亡.経過中に大腿筋の把握痛とCPKの著明高値を認めた.肺,大腿筋肉よりオートプシー施行,悪性リンパ腫diffuse large cell typeと診断した.肺野病変,筋肉内浸潤を伴う悪性リンパ腫は稀であり報告した.

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