日本医科大学第一内科
1997 年 86 巻 2 号 p. 259-264
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虚血性心疾患における薬物療法の目的は,心筋虚血の治療による長期効果,内皮細胞傷害の治療による冠血流予備能の改善や心室リモデリングの予防効果,高脂血症の治療による冠動脈疾患イベントの発症防止など,総合的に行うことである.抗心筋虚血作用として,冠血管拡張作用ならびに心拍数減少や心収縮力抑制作用の奏効機序を有する薬剤が有用であり,高血圧症の合併の有無など,病態に応じて薬剤を選択することが重要である.
日本内科学会会誌
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