山形大学分子病態学講座
1997 年 86 巻 6 号 p. 993-998
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プラスミノゲンは血栓を分解する線溶反応の鍵となる酵素であり,これと高い相同性を持つアポリポプロテイン(a)はLp(a)に含まれる高分子蛋白質である.前者の分子異常症は日本人に多く,静脈血栓症を合併し易い.症例の95%以上の変異型はDNA診断で容易に判定できる.高Lp(a)血症は動脈硬化の危険因子であり,血中濃度は分子量とアポ(a)遺伝子の5'領域の塩基配列の多型性によって規定されている.
日本内科学会会誌
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